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日本への定着が懸念されるヒアリ。一体どこからやってきた?

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(写真はイメージです)

特定外来生物として日本への

定着が強く警戒されているヒアリ

 

どういう生物でしょうか?

 

日本に古くから在来するアリとは違い

とても毒性が強く危険で、

人体だけでなく農作物などへの

影響も心配される

やっかいなアリです。

 

2017年、兵庫県尼崎市神戸港

初めて発見され、騒ぎとなったのを

覚えておられる方も多いのではないでしょうか?

 

日本では警戒レベルをさらに上げ、

要緊急特定外来生物(仮)として指定されることが、

先日、環境省により決まりました。

 

いったん国に入り込み、定着してしまえば

根絶はほとんど不可能かと思われる

恐ろしいヒアリ

 

この生物はそもそもどこから

やってきたのでしょうか?

 

実はヒアリは南米原産のアリで、

アメリカやアジア諸国などでも広く見られます。

 

普通に公園で遊んでいただけなのに

ヒアリにかまれてひどい目にあった…

 

そんなことが普通に起こる未来が、

日本に訪れない様に、

徹底した駆除を今国が行っているのです。



 

なぜ島国の日本にまでやってきた?その侵入ルートは?

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前述したとおり、ヒアリは南米だけでなく

複数の地域から発見されています。

 

日本が海で囲まれていると言っても、

決して安心できるものではありません。

 

事実神戸港で初めて発見されて以来、

18もの都道府県で発見が報告されています。

 

ヒアリがどうやって日本国内に

入ってきたのかというと、

貨物船のコンテナ等の荷物に紛れて

やってきたようです

 

なんの荷物だったのかは分かりませんが、

人間と同じように船で海を渡り、

日本の大地へと降り立ったのです。

 

まるで日本への侵攻であり、

そう聞くとやはり外来生物は恐ろしいな

と思ってしまいます。

 

船だけでなく、飛行機の荷物に紛れて

やってくることもあるそうです。

 

現状では、日本各地で港のコンテナ付近でのみ、

女王アリを含めた、ヒアリの巣などが

見つかっています。

 

そのためヒアリの定着が危機的にまで

迫っているとは言えませんが、

まだまだ予断は許さない状況です。

 

外国でも、南米からヒアリの侵攻を許した

国は、たくさんの費用をかけて

駆除を行っています。

 

それでも根絶に成功したのは

ニュージランドただ一国のみだそうです

 

ニュージーランドは早期発見に加え、

徹底した駆除活動で根絶に成功しました。

 

一旦定着してしまえば根絶はほぼ

不可能だからこそ、とにかく迅速な対応が

求められるわけですね。

 

 

ヒアリがもたらす影響は?定着してしまうとどうなる?

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(写真はイメージです)

ヒアリの侵攻は、なんとしても

食い止めなくてはなりません。

 

では、もしもそれが失敗し、

定着を許してしまったら?

 

人体はもちろん、それ以外にも

どのような影響が表れるのでしょうか?

 

まず人体への影響ですが、

ヒアリはお尻についている毒針で

生物を刺します。

 

刺されると熱さを感じるような

焼けるような痛みを感じるそうです。

そのため火蟻(ヒアリ)とも言うのです。

 

刺された箇所は赤く腫れ、しばらくすると

膿が溜まりだします。

 

大抵の場合はそこから痒くなって、

時間とともに症状は引いていきます。

 

しかし

ときには、じんましんなどの症状があらわれ

ひどい場合はアナフィラキシーショック

引き起こす場合もあります

 

そうなれば呼吸困難や意識障害

最悪の場合死ぬ可能性もあるので、

すぐに救急車を呼んだほうがいいでしょう。

 

私もアレルギー体質で、

いろいろなものに反応が出てしまうので

気を付けたいと思います。

 

さらに問題となるのは

人体以外への影響です。

 

日本に在来するアリを駆逐し、

生態系を脅かすだけでなく、

農業などにも悪影響を及ぼします。

 

具体的には、

ヒアリは農作物を食い荒らしたり、

家畜を殺したりすることもあるそうです

 

また、ヒアリは電気系統への影響も

懸念されています。

 

町中にある電線をかじったりすることによって、

さまざまな機械が問題を起こしたりするのです。

 

もしこれらが各地で起こるようになれば

その修理費などもバカになりません。

 

このように多種多様にわたる

人間の生活への悪影響が、

ヒアリが強く警戒される理由でしょう。



まとめ

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日本はこれまでも、たくさんの外来生物の定着により

様々な被害を被ってきました。

 

とりわけヒアリはその凶暴性などにより、

危険視されているようです。

 

ヒアリは見た目の特徴として

つやつやとした光沢を持ち

赤い色をしています

 

他にも身体のふしや、背中の突起、

個体それぞれの大きさがバラバラなど、

見分ける特徴がちゃんとあります。

 

もし見かけたら迷わず自分の市区町村へ

連絡するようにしてください。

 

ただし、アカカミアリやアリグモなど、

ヒアリとよく似た昆虫もいるので、

その点は注意して見極めるようにしましょう。

 

私たちひとりひとりが

ヒアリの問題に関心を持ち

通報などの協力をやっていけば

定着するリスクはぐんと減るはずです。

 

何気なく見ている景色、過ごしやすい環境、

そういうものを守るためにも、

私もたかがアリ一匹などと考えないように

していきたいと思います。