日本カーリング女子で注目の「もぐもぐタイム」の中身は?
2018年、平昌オリンピックにて、
カーリング女子日本代表、
「ロコ・ソラーレ」が銅メダルをとり、
それと同時に注目を集めた「もぐもぐタイム」
2022年、北京オリンピックでも、
日本は銀メダルという活躍。
「もぐもぐタイム」で登場した、
お菓子の売り切れがあるなど、
カーリング女子日本代表は、
オリンピックでの、注目の競技の1つと言えるでしょう。
ポジティブな言葉を掛け合い、
美味しそうに食べる姿は、とても愛くるしく見えますね。
しかし!
試合の途中に突然の間食。
それは良いことなのでしょうか・・・?
見た印象だけでは考えられないほど、
頭と体力を使うカーリングでは、
効率良く、栄養補給することが大事になります。
そのため、匂いが強い物など以外の持ち込みは、
許可されています。
今回は「もぐもぐタイム」の必要性や、
そこで登場したフルーツやお菓子をご紹介します。
もぐもぐタイムはなぜ必要なのか?
選手の体力回復と後半戦の戦略立てのための時間として
「もぐもぐタイム」が必要不可欠とされています。
「休憩時間」にあたります。
正式には「デッドタイム」と言われております。
1試合あたり各チーム73分間が与えられており、
全部で10エンドあるなか、
5エンド終了したタイミングで、
7分間の休憩を挟みます。
1試合にかかる時間は、
合計約2時間半と長丁場になります。
そんな中、7分間という気持ち短めの「もぐもぐタイム」
カーリングは「氷上のチェス」と呼ばれるほどの頭脳戦です。
戦略を練るための頭脳や集中力を使い、
想像以上に体力を消耗するため、
糖分を含む食べ物や飲み物で、
体力の回復を図る必要があります。
単に、小腹が減ったから、
お菓子をつまんでいるわけではありません。
選手とコーチが、後半に向けての戦略をたてながら、
体力回復のために効率良く栄養補給をして、
後半戦に備えるために大事な
「もぐもぐタイム」なんですね。
「もぐもぐ」と美味しそうに食べている様子から、
「もぐもぐタイム」といいう可愛いらしい
通称がつきました。
もぐもぐタイムで登場するフルーツやお菓子!一部の種類をご紹介
限られた時間の中で、
選手たちは「もぐもぐ」
何を食べていたのでしょうか?
一部の種類をご紹介します。
▶︎2018年、平昌オリンピック
カーリング女子日本代表にとって有名になった
故郷である北海道の食べ物や、
手軽に飲食しやすい、
ゼリー飲料やフルーツを種類多く用意された
「もぐもぐタイム」でした。
・フルーツ(いちご、りんごなど)
・ゼリー飲料
・赤いサイロ(北海道チーズケーキ)
▶︎2022年、北京オリンピック
オリンピック開催前段階で、
コロナ感染防止対策として、
爪楊枝を使って食べるかもしれないと言われていました。
(実際、フルーツはカットされていて、
楊枝で食べられるようになっていました)
手軽に栄養補給が出来ることも合わせて、
やはり、ゼリー飲料やフルーツを中心とした品が、
種類多く登場しました。
また、お菓子に関しても小袋に分けられていて、
手軽に食べやすい和菓子が用意されていました。
・フルーツ(バナナ、いちご、パイナップルなど)
・ゼリー飲料
・梅干し(中田食品)
・標津羊羹(しべつようかん)
・紅はるかの干し芋
・赤いサイロ(北海道チーズケーキ)
・どら焼き(長野県高森町「津具屋製菓」)
中でも、オリンピック2連続登場となった
「赤いサイロ」は注目を集め、
売り切れが続出したそうです。
お菓子に関しては、前回のオリンピック同様、
故郷である北海道の食べ物を中心として
持参されていました。
地元のPRにもつながるシーンとなりました。
まとめ
競技時間の長いカーリングにおいては、
想像以上の体力を使い、集中力も要します。
エネルギー不足によって、
パフォーマンス低下を防がなくてはなりません。
その補充を担う「もぐもぐタイム」
後半戦に向けての準備として、
適度な糖質を摂取する必要があります。
限られた時間で、効率良く「もぐもぐ」できて、
最高なパフォーマンスを出すために、
ベクトルが合わせられています。
オリンピック時のTwitterでは、
「イギリスはチョコレートもぐもぐ」
「日本は梅干しをもぐもぐ」
とつぐやかれ、
お国柄が現されておりました。
「もぐもぐタイム」を見ていると、
自然とお菓子などをつまみ食いしたくなりますね。
オリンピックとはまた違いますが、
日常生活の中でも、
仕事や家事育児などで忙しい時、
少しの一息「もぐもぐタイム」
を用意してみてはいかがでしょうか?
エネルギーが不足してしまうと、
作業効率低下につながりかねません。
そんな時はロコソラーレを真似て、
5分〜10分の「もぐもぐタイム」で、
笑顔で乗り切りましょう!