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実質賃金と名目賃金の違いと実質賃金の上げ方を解説

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日本での賃金について度々話題にあがりますよね。

 

賃金が上がらない…

なのに社会保障や税金が上がっていくことで、

生活が貧しくなっている人が増えています。

 

また賃金については

「実質賃金」と「名目賃金」がありますが

いまいち違いもわからないですよね。

 

お金というのは非常に大切です。

 

ここでは実質賃金と名目賃金の違い、

そして世界との比較についても紹介していきます。

 

実質賃金の推移はどうなっている?世界各国との比較

 

日本での実質賃金は度々話題になりますよね。

 

日本が先進国というのは今や昔の話であり、

どんどん実質賃金が下がり後退をしていると言われています。

 

それと同時に聞く名目賃金という言葉ですが、実質賃金との違いは何なのでしょうか?

 

まずは名目賃金と実質賃金の違いについて解説をしていきます。

 

名目賃金とはそのまま、私たちがもらう給料などのお金のことです。

 

いわゆる額面のお金のことであり、月収でも年収でも構いません。

 

会社に勤めている人の場合には福利厚生などがあると思いますが、

この福利厚生は含めない純粋なお金と換算してOKです。

 

一方実質賃金ですが、実質賃金とは物価の変動を含めた賃金のことです。

 

例えば、名目賃金が5%アップして、

物価も同様に5%アップしたのなら、

「実質賃金」は変わりません。

 

しかし、実質賃金がアップしていないのに

物価だけが5%アップしたのなら、

実質賃金は減ってしまいますよね。

 

このように物価との相関を考えた上での賃金を「実質賃金」と呼びます。

 

日本の場合、まさにこの実質賃金が先進国の中で唯一下り続けています。

 

確かに、給料は上がっていないのに税金や物価だけは上昇をしており、

生活が厳しくなっているというのは普通に生活をしても感じますよね。

 

とある研究によると、1997年を100とした実質賃金の推移を調べてみると、

2021年でアメリカは115、オーストラリアは131、スウェーデンは138など、

諸外国は軒並み上昇をしています。

 

一方日本だけは実質賃金は89と定価をしており、

1997年に比べて生活が貧しくなっていると言えます。

 

このような事態に陥った理由としては、政府による金融政策のミス、

企業による内部保留、非正規雇用の増加など様々な要因が関係をしています。

 

失われた30年という言葉がありますが、1990年代から日本は成長をしておらず、

これは現在進行形で進んでいると考えられます。

 

何か大きな転換を迎えないと、日本の未来は暗いままかもしれませんね。

 

実質賃金を上げるには生産性の向上が大切

 

そんな実質賃金を上げるには一体どうすればいいのでしょうか?

 

それは国をあげての生産性を向上させる必要があります。

 

日本人は働き者と言いますが、実際は先進国の中で最も生産性が悪く、

全然働かないともよく聞きます。

 

始動が遅く、なかなか進まない会議など、

当たり前のように日本では蔓延っていますよね。

 

実質賃金を上げるためには、少ない時間でより多くの利益を生み出すという、

生産性を国をあげて取り組まなければなりません。

 

それにより連動して企業の名目賃金は上昇をしています。

 

そしてこの名目賃金が物価指数に対して上回るようになれば、

自然と実質賃金を上がっていくというわけですね。

 

また個人で実質賃金を上げることも今では可能となっています。

 

すぐに始められる実質賃金の上昇としては以下のことがあります。

 

・副業

 

今は国が副業を推奨しており、会社でも副業を許可しているところが多いですよね。

 

自分のスキルを活かした副業ができれば、

本業以外の収入の柱ができて実質賃金を向上させることができます。

 

そして副業と言っても難しいことはありません。

 

今流行りのUber EatsやYouTubeなども立派な副業ですし、

YouTubeはアイデア次第で億万長者にもなることが可能です。

 

その他にもブログ作成やクラウドソージングなど意外とできることは多いです。

 

ちょっとした空き時間にできる副業を探してみるのも良いですね。

 

・転職

 

今は転職が当たり前の社会になっており、

より給料の高い会社に転職をすることは何も悪くありません。

 

給料アップを目的とした転職エージェントもありますし、

それらを利用して実質賃金のアップを目指しましょう。

 

また、実質賃金アップのために新たな資格や必要資格を取得するのも効果的です。

 

逆にそれらのことをしないと、

いつまでも給料の上がらないけど他に働ける場所もないという状況になってしまいます。

 

・投資

 

実質賃金の向上とは少し違うかもしれませんが、賃金の柱として投資をするのもおすすめです。

 

日本の場合、投資はギャンブルのような考えが多いですが、

投資とギャンブルとは全くの別物です。

 

事実、諸外国では投資は活発に行われており、

資産運用は将来のために個人で行なっている人は多いです。

 

投資と言っても一攫千金を狙うものではなく、

投資信託でプロに任せるのなら初心者でも簡単です。

 

iDeCoやNISAなど国が進めるお得な投資の制度もありますので、

それらを使った投資をしてみるのはおすすめです。

 

まとめ

 

名目賃金とは私たちがもらうお金。

 

実質賃金は物価を考慮したお金となっています。

 

日本は先進国の中で実質賃金が減り続けている唯一の国です。

 

このままいけば日本は先進国とは言えない貧しい国になってしまいます。

 

というよりもうなっていると言っても良いでしょう。

 

実質賃金を上げるためには生産性の向上や、転職、副業などがあります。

 

自分に合った方法でしっかり稼いで、安心した生活を送るようにしてくださいね。