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PCで使用中のSSDが突然停止!故障前に起きる4つの症状

 

 

SSD(Solid State Drive)とは、集積回路を用いた記憶装置で、HDD(Hard Disk Drive)に代わる装置として利用されています。

 

HDDとくらべ、振動に強く、静かで、省電力、といったメリットがある反面、HDDより記憶装置が少ない、記憶容量で比較するとHDDの方が安上がり、といったデメリットもあります。

 

最近では、ノートパソコンのSSD搭載が進み、SSDの普及が広がっています。

 

そんなSSDですが、実は「突然死」という恐ろしい症状を引き起こす可能性があります。

 

突然死が起こると、SSDへの読み書きが一切出来なくなるため、注意が必要です。

 

次の様な症状は、SSDが突然死する前兆だと言われています。

・症状1: アクセス速度低下

・症状2: アクセスエラー

・症状3: 認識されなくなる

・症状4: 応答しなくなる

 

ここでは、SSDが突然死する前兆の症状4つについて説明します。

 

更に、SSDの突然死に対する対策を説明します。

 

 

 

 

 

■現代のホラー「SSDの突然死」その前兆とは?



HDDは、内蔵している円盤に対してデータを読み書きします。

 

HDD駆動中、円盤を回転する「ウィーン」というモーター音と、データ読み書き時の「カリカリ」というアームの駆動音がします。

 

HDDが不調になると、「カリカリ」音が長時間続くなど、異音で気がつく事が出来ます。

 

しかし、SSDには円盤が無く、音が殆どしないので、機械に不調が生じても、音で判断することは困難です。

 

そのため、SSDの故障の前兆に気づかず、故障してしまう場合があります。

 

この様に、静かに壊れてしまうので、「突然死」と呼ばれています。

 

SSDには様々な故障の段階があり、注意深く観察する事で、故障に気がつく可能性が高まります。

 

・症状1: アクセス速度低下

 

OSの起動時間や、アプリの起動時間が遅くなった場合、SSDの故障を疑うべきです。

 

この現象を放置すると、段々起動時間や実行時間が遅くなり、やがて「突然死」を迎える可能性があります。

 

・症状2: アクセスエラー

 

いつも読み書き出来ていたファイルにアクセスすると、何故か「アクセスエラー」が発生した場合、SSDの故障を疑うべきです。

 

最初は1日に1回アクセスエラーが発生する程度だったのに、日が経つ毎につれ、アクセスエラーの発生頻度が上がり、やがて「突然死」を迎える可能性があります。

 

・症状3: 認識されなくなる

 

パソコンを起動すると、いつも認識されているSSDが、何故か認識されなくなった場合、SSDの故障を疑うべきです。

 

最初は、再起動すると認識されていたのに、日が経つ毎につれ、1日何回も再起動しないと認識されなくなり、やがて「突然死」を迎える可能性があります。

 

・症状4: 応答しなくなる

 

症状1〜4 は発生していなかったのに、「突然応答しなくなる」、つまり「突然死」する場合も希にあります。

 

この様に、最初は軽い症状で済んでいたのに、段々症状が重くなり、そして「突然死」を迎えるパターンが多く見られます。

 

症状が軽いと「あ、治った!」と勘違いしがちですが、そのまま放置しておくと症状は悪化し、やがて「突然死」という最悪の結末を迎える可能性があります。

 

症状が軽い内に、速やかに対策された方が、傷が浅くて済みます。

 

SSDの突然死に対する対策3選



SSDの突然死に対して有効な対策をご説明します。

 

・対策1:バックアップ

 

これが最も確実で安心・安全な対策です。

 

バックアップ専用のSSDを購入する手もありますが、新しいSSDを購入したら、古いSSDをバックアップ用に転用する事で、費用を抑える事が出来ます。

 

・対策2:定期的なヘルスチェック

 

SSDの状態を表示するアプリを使って、定期的にチェックすることで、突然死を回避できる確率が上がります。

 

SSDには、S.M.A.R.T (Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる、SSDの健康状態を調べるための情報が記録されています。

 

SSDの状態を表示するアプリを使い、S.M.A.R.T情報を確認して、SSDに異常が無いか確認する事が出来ます。

 

赤信号が灯ったら、早急に対策を。

 

・対策3:交換用メディアの購入

 

SSDが故障すると、最悪パソコンが使えない場合があります。

 

急な故障に備えて、緊急交換用メディアを用意する事で、急場を凌ぐ事が出来ます。

 

ちなみに、故障したSSDからデータを復旧する有料サービスがありますが、価格は最高数十万円程度になります。

 

しかも、高額な費用を支払っても、データが必ず復旧する保証はありません。

 

それだけの出費を考えた場合、バックアップ用にSSDを購入しておく方が賢明だと言えます。

 

■まとめ



SSDが突然死する前兆の症状と、SSDの突然死に対する対策を説明しました。

 

折角買ったSSDを長く有効活用するためにも、定期的なバックアップと、ヘルスチェックをお勧めします。