日本は地震大国と言われており、
そのうち約2割が日本で発生してます。
また、日本は海に囲まれているため、
2003年、北海道及び本州の太平洋岸にかけて起きた
「十勝沖地震」
2011年、記憶に新しく大きな被害となった
「東日本大災害(東北地方太平洋沖地震)」
最近では「トンガ大規模噴火」による津波注意報が。
「空振り」となりましたが、
多くの地域で不安視されたのではないでしょうか?
津波は、いつ起きるかわかりません。
海の近くに住む人たちも多くいます。
今、津波が起きた時、
とっさの判断で家族全員を無事に回避できますか?
被害を最小限にするために何か準備をしていますか?
大切な自分の命と、家族の命を守るためには、
津波から身を守るための事前準備は必要です。
では、日頃どのような対策と準備が必要なのでしょうか?
目次
津波に備えて準備をしておくべきもの
▶︎準備1 津波の可能性が高い地域の確認・避難場所の共有
▶︎準備2 家族の安否確認方法を共有
▶︎準備3 非常具の準備
津波が来た時の対処法は?
▶︎家族と共有した避難場所へ「徒歩」で逃げる
▶︎高齢者や小さな子供がいる場合は「車」で遠くへ避難
津波から避難し家に戻るタイミング
︎津波に備えて準備をしておくべきもの
津波に対しての事前予測は中々難しいです。
しかし、自分や家族が行き来する場所が、
津波などの災害が起きやすい場所ではないか?
起きた時に、どこに避難するべきか?
事前準備をすることで、冷静に対応ができ、
津波から身を守れます。
そこでまずは、ハザードマップを用いて、
自宅・勤務地・学校などの危険度合いと
避難場所を把握しましょう。
▶︎準備1 津波の可能性が高い地域の確認・避難場所の共有
ハザードマップを元に、家族と避難場所の共有をしましょう。
【1】ハザードマップで自宅周辺の地図を開く
【2】調べたい災害情報のマークを選択
※こちらでは「津波」
【3】人マークを選択(避難指定場所が人のマークで表示されます)
普段行き交う場所が津波の可能性があるのか確認し、
津波の際、どこの避難場所に移動するのか
家族と共有しておきましょう。
▶︎準備2 家族の安否確認方法を共有
非常時にいつでも携帯電話がつながるとは限りません。
特に災害時は回線が混雑して、
携帯電話同士で連絡がとれないケースもあります。
そういった時は一旦、災害用伝言ダイヤル(171)にて
家族の安否確認のための伝言を共有出来るようにしておきましょう。
(伝言ダイヤルについて)
https://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/
▶︎準備3 非常具の準備
大規模災害が発生したら、
1週間分の備蓄が望ましいとされてます。
リュック等の持ち歩きやすいバッグに、
必要なものを入れて準備をしておきましょう。
○飲料水 3日分(1人=1日3ℓ目安)
○非常食 3日分(アルファ米などのご飯、ビスケットや乾パン)
他、缶詰、アメなどの携帯食、インスタントラーメン
○非常具 トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ライター、
カセットコンロなど
○緊急用品 絆創膏、消毒液、包帯、常備薬など
○衣類 下着、衣服、靴下、雨具、タオル、毛布
○他 洗面用具、マスク、軍手、ウェットティッシュ、懐中電灯、
携帯電話の充電器、携帯ラジオ、予備電池、携帯トイレ、筆記用具
万能ナイフ、工具セット、カイロ、ランタン、ヘルメットなど
○貴重品
※乳児のいる家庭だと、ミルク・ほ乳瓶・紙おむつなども
用意しておきましょう。
津波が来た時の対処法は?
津波によって衝撃的な災害となった
「東日本大災害(東北地方太平洋沖地震)」
津波が見えてから逃げるのでは、到底間に合わないのです。
揺れが落ち着き次第、すぐに避難をしましょう。
また、海岸付近の場合「津波注意報」でも避難が必要です。
▶︎家族と共有した避難場所へ「徒歩」で逃げる
「東日本大災害(東北地方太平洋沖地震)」では
高台に向かう道で大渋滞が起こってました。
そこに津波が押し寄せて被害が大きくなりました。
家族と共有している避難場所には、
基本、徒歩で向かいましょう。
そこまで辿り着けそうにない場合は、
一旦そちらで過ごしましょう。
▶︎高齢者や小さな子供がいる場合は「車」で遠くへ避難
徒歩では逃げ遅れる可能性がある人がいる場合は、
動けるタイミングに、車で遠くへ避難しましょう。
1番大事なことは、津波から逃げ切り、命を守ることです。
津波から避難し家に戻るタイミング
津波を確認してからの避難は手遅れです。
津波は、思った以上の速さで、
想像を超える場所から訪れることを知っておきましょう。
高さ20〜30cmの津波でも、大人を倒すほどの威力があります。
ハザードマップを元に、
それ以外の地域でも
直ちに安全な場所に避難しましょう。
また、海から比較的近い建物にいる場合は、
津波への警戒心は強すぎるくらいの気持ちを
持つ必要があるかもしれません。
家族全員の無事が確認でき、避難場所で過ごしていると
「早く家に帰りたい」と誰しも思うはずです。
しかし、第一波の引いた後に家へ戻り、
第二波で被害にあうケースがあります。
また、余震によって再度津波が発生するケースもあります。
安全が確認されるまでは、
災害地域には立ち入らないよう注意をするべきです。