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3Dプリントで実際に住む家が作れる?メリットを詳しくご紹介します!

 

3Dプリンターで一軒家を丸ごと出力する

3Dプリンター住宅」の実用化が現実に

なりつつあります。

 

兵庫県ベンチャー企業であるセレンディクスでは、

3Dプリンターを使った一般向け住宅

フジツボモデル」を開発しました。

 

広さは約49m2。コンクリートのみで作るため、

重さは22トンあり重みで安定するつくり。

コンクリートの壁の厚みは30cmあり、

日本の耐震基準も満たしているということです。

 

価格は約500万円で1LDK一戸建て住宅の

販売を目指すとしています。

 

今回の「フジツボモデル」では、給排水管工事、

浴室やトイレの設置、電気工事も備えられ、

そちらの金額も含んでいるということです。

 

今回の記事では、3Dプリンターで住宅を作る場合の

メリットを詳しくご紹介していきます。

 

先に結論を申し上げると、

メリットは大きく4つです。

 

  1. 建築コストが削減できる
  2. 建築スピードが早くなる
  3. 曲線などの特殊な建造物を作ることができる
  4. 住宅ローンを払いきれない世代の助けになる

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

 

3Dプリンターのメリット4選をご紹介

  • 建築コストが削減できる

冒頭でも触れましたが、3Dプリンター住宅は、

従来の建築手法と比べると大幅に建築コストを

抑えられます。

 

通常、住宅を建設する場合は、壁や柱などの

大量の資材を購入する必要がありますが、

3Dプリンター住宅は、その大半がコンクリート

あるため、窓ガラスや窓枠など最低限の

資材だけでいいのです。

よって、大幅に建築コストを削減することができ、

およそ500万円で作れる予定だということです。

 

  1. 建築スピードが早くなる

一般的に、新築の一戸建てを建築する場合、

相談から入居までおよそ1年かかると

言われています。

住宅のタイプによっても異なりますが、

入居まで最短でも半年はかかると考えられますね。

ですが、3Dプリンター住宅は制作だけの場合、

最短24時間で作れるというのです。

 

建売の住宅のように、販売側で設計まで

終わらせることができる場合は、24時間で

同じ住宅を複数作成することが可能になりますね。

 

これは、災害で家をすぐに家を確保する必要が

ある場合の仮設住宅としても期待できますね。

仮設住宅ではなく、本宅となる

可能性大ですが・・・)

 

  1. 曲線などの特殊な建造物を作ることができる

3Dプリンターでは、形状が複雑な住宅の

建築にも対応しやすく、曲線形状などにも

対応できます。

実際に、今回発表された「フジツボモデル」の

イメージ画像も丸みを帯びた作りになっています。

曲線で作られた球体という形状は、

以下の3つのメリットがあります。

 

1.今までの住宅の概念にとらわれない自由度の高いデザイン性の高い住宅が作れる。

2.自然災害に最も強い形状である

3.球体であれば、家自体がひとつの構造体であるため、建築納期やコストを大幅にカットできる (大項目1に通ずる)

 

見た目の美しさ、独自性以外にもさまざまなメリットがありますね。

 

4.住宅ローンを払いきれない世代の助けになる

低コストで住宅を作れるということは、

日本の深刻な住宅ローン事情の助けになる

ということも期待できます。

 

日本の住宅ローンの平均完済年齢は現在

73歳まで引き上げられました。

現在は、日本人の内、4割もの人が

一生家を持てないと言われる時代です。

 

そんな中、「一生賃貸でいい」と考える人も

増えていますが、60歳以上からは

賃貸の更新を渋られるケースも多く、

住む場所を失ってしまった高齢者が

増える傾向にあります。

 

そういった高齢者の助けとして、

3Dプリンター住宅が活躍する場面も期待できそうです。

 

500万円も払えない、といった高齢者に対しては、

資金に余裕のある層が土地と建物を購入し

居住希望者に貸し出すことで、入居者は、

現在の賃料よりも安い家賃で暮らすことができ、

投資家側も、十分に収益を上げることができる

ビジネスモデルも誕生しそうですね。.

 

まとめ

今回は、3Dプリンターで実際に住むことができる

家のメリットを紹介しました。

 

3Dプリンターで家を建てることのメリットは、

以下の4つです。

 

1.建築コストが削減できる

2.建築スピードが早くなる

3.曲線などの特殊な建造物を作ることができる

4.住宅ローンを払いきれない世代の助けになる

 

そう遠くない未来に、1時間で住宅が

完成する世界が実現しそうでワクワクしますね。

 

また、自由度が高いというのも、

個性的な住宅を求める層にニーズがありそうです。

 

500万円で建てられるのであれば、

別荘のような使い方もできそうですね。

 

今後、実際に住んでみてどうだったかという

実証実験も始まることが予想されます。

その結果、改良を重ねた3Dプリンターの家が

一般的に販売されるのがとても楽しみです。

 

今後も3Dプリンターを使って住宅を作る

ビジネスモデルに注目していきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。